笑顔の続き
君の小さな顔包むラビットファー
コートに埋もれて首を傾げてる
ぼくたちが探していたのは
携帯のハートだらけの受信メールを返信することと
あの深夜のバラエティー番組の話をすることと
雑誌に載った店を
プリントアウトしたチケット握って探すことと
他には 他には
君の笑顔の続きが見たいのに
何も出来ない
君の小さな耳にぶら下がるキュービックジルコニア
首を傾げる度に揺れてる
春一番は今年は早い
誰もいない屋上に行こう
ぼくたちは風に飛ばされそう
コート脱ぎ捨てて
ピアス外して
小さな青空一枚
夜は星空一枚
ふたり寄り添って羽織って
君の笑顔の続きが見たいから
何も出来ないけれど
この 差し伸べた手を 握ってくれれば